皆さんは独学でできるだけ最小限の勉強時間で中小企業診断士試験に合格したいと思ってませんか?
中小企業診断士受験生の多くは私も含めて普通に働きながら勉強する為、非常に時間の無い中、費用や勉強時間を捻出する必要があると思います。
中小企業診断士試験について独学で挑戦を決めたり、勉強している方は
・このままの勉強の仕方で大丈夫だろうか
・いまいちモチベーションがあがらない
・どのような方法で学習を進めていけばいいのだろうか
といった悩みがあるかと思います。
私も独学で勉強を進める中で何度も壁にぶつかり、非常に悩んで暗中模索の中で試行錯誤しながら勉強を進めてました。
実はそんな中で私が実践して半年1発で合格した勉強法として
超アウトプット重視高速回転勉強法
と勝手に名付けたものがあります。
この記事では、通常は1,000時間以上の勉強が必要な中小企業診断士試験を、勉強が得意ではなかった私が完全独学で750時間の勉強時間で1発ストレート合格できた超アウトプット重視高速回転勉強法の具体的な手順をご紹介します。
こちらの記事を読んで頂くことで、こんなことがわかります。
結論としましては、私が利用した「スピード問題集」等の問題集に対して、その問題集さえ完璧に理解しとければよいという意識で、問題集しかやらない勢いでひたすら繰り返し問題を覚えるくらいまで解く!ということをやっておりました。私が初学で1発ストレート合格まで実践した1次試験の具体的な手順をご紹介致します。
なお、2次試験の具体的な手順については、こちらの記事にまとめておりますので、別途参考にしてください。
それでは解説していきます。
中小企業診断士試験での超アウトプット重視高速回転勉強法の具体的手順
まず簡単に超アウトプット重視高速回転勉強法についてご説明すると、大げさではなくインプット1:アウトプット9くらいの比率で、問題集さえ完璧に理解しとければよいという意識で、問題集しかやらない勢いでひたすら繰り返し問題を覚えるくらいまで解く!という勉強法となります。社労士も診断士もこの勉強法で合格できたそのメリットはこちらの記事でまとめておりますので、参考にしていただければ幸いです。
それでは私が合格できた1次試験の具体的な勉強手順を紹介致します。
①忘却曲線を意識してスピード問題集を毎日解く
まず勉強するにあたって必要なものとしては
・問題集 (私の場合では スピード問題集 その他)
・ノート (私の場合では キャンパスノート)
こちら3点を使っていきます。
今回手順を説明するにあたって実際に使ったスピード問題集で説明していきます。
テキストについてはこちらにまとめてますので参考にして下さい。
例えば、企業経営理論から取り掛かろうと思った場合、こちらの問題数が120問あります。これらの問題を予めおおよそ決めたスケジュールで毎日繰り返し解答しまくる戦法となっており、例えば
中小企業診断士 最速合格のための スピード問題集 (1) 企業経営理論 2022年度/TAC中小企業診断士講座 (著)
こちらの問題を解く際には、最初は該当範囲のテキスト(スピードテキストやポケットブック)を見ながら解答していきます。テキストを読んでもすぐに理解できないところや記載がすぐ見つからないようであれば、問題の解説を見て理解できる部分だけでよいので、可能な限りすぐに次の問題へ行きます。私の場合ですが、可能な限りすぐに次の問題にいく為、結構な問題数をテキストを見ないで問題の解答解説だけでこなしていたこともございます。解答解説だけでも論点が理解できることは多数ありました。
可能な限りすぐに次の問題にいく理由としては、テンポよく問題に解答しないと単純に1日の問題数が少なくなるのと、どのみち何十週も回転させる問題に対して、わからないまま何日も解けないと、解きたくなってくる気持ちが後日に芽生えてくる為、数をこなすということを優先して回答していきます。1日にこなした問題が多いと毎日のモチベーション維持にも貢献してくれます。(下記画像該当問題の解答解説)
中小企業診断士 最速合格のための スピード問題集 (1) 企業経営理論 2022年度/TAC中小企業診断士講座 (著)
解答した後に、ノートの1行目に私の場合、T1(問1を書きやすくしたもの)と記載し、その横に〇か×、もしくは空白日数の数字をつける作業をしておりました。下記は実際に使っていたノートの一部です。(字が汚いのはご愛嬌ということで。。。)
そして一目見ただけでは、わけわからない記号と数字の羅列ですが、私がやっていたルールとして
×:テキストや解説を見ての解答や、知識や理解が不十分と自覚した場合
としており、例えば初めて解答する問題は大体はテキストを見ると思いますので×と書き、次々と同様に解答を進めていきます。
そして、翌日にはまた同じ問題を解き直しして、その問題について論点が記憶できており、何も見ずに正解できれば〇と書きます。できていなければもちろん×です。
毎日この繰り返しを行って最終的には2問連続○、2日開けてから○、5日開けてから○、7日開けてから○、とした場合にこの問題は記憶に定着したと認識することにして、途中で1回でも途中で間違えたら最初からやり直しするルールで勉強を進めておりました。
ですので、上記ノートを見ればわかりますが、記載としては
○○12○12345○1234567○
と続けば、その問題はクリアとなり、途中で×が付けば最初からやり直しでやってました。
これは私がどのような勉強法が記憶定着に有効で、毎日モチベーション高く続けられるだろうかと検討した際に、エビングハウスの忘却曲線を意識してやってみた勉強法がこちらとなります。
こちらがそのグラフになりますが、経過時間ごとの節約率を表しているとされています。
記憶の忘却を表す曲線ですが、誤解を恐れず超簡単に説明すると、時間を空けつつ復習すればするほど記憶が定着するというものです。この考え方を利用して、アウトプットを効率的に定着させるスタイルとして実行していたものとなります。
確かに全く何もわからない1回転目は苦痛で仕方がないですが、回転数を増加させていくことでだんだん軽減されます。
私は平均で約10回転、わかりずらい問題は20回転以上まわしてここはひたすら繰り返し解いてました。特にやり始めの時は慣れない勉強をすることの苦痛であったり、時間を捻出するのが大変ですが、最初の3回転を乗り切ることが重要になります。
また、こちらのメリットの1つに毎日解かなければならないという、継続モチベーションになりうることが挙げられます。全体のスケジュール構成等については、下記にまとめてますので、気になる方は是非ご覧下さい。
②スピード問題集の苦手問題を抽出して解く
スピード問題集について全て網羅できれば、1次試験本番での40%~50%は解ける力がつけられると受験生や合格者の多くで言われておりますが、基本的な論点や出題傾向がわかるこのスピード問題集を全て制覇するために、 全ての科目を回転させ終わった段階でどうしても理解しにくい問題や不正解となってしまう問題をさらに2~3回転して、少しでも怪しいと思ったいわゆる苦手問題を抽出します。 既に何十回解いた問題集なだけに、さすがに理解ができていて、論点を覚えきってもうやらなくてもいい問題も出てきますので、その問題以外をピックアップして、直前期にまた繰り返す為、洗い出しを行って、新たにノートに書いて、今までと同様に繰り返します。
こちらのスピード問題集を全て回転させるだけでも、私では平気で400時間以上かかっておりました。
③過去問題集のABC問題も同様に毎日解く
スピード問題集の全ての科目を回転させ終わったら、基本的な知識が身についている状況となっているので、応用実践編として次に過去問題集に取り組みます。私が使っていたのはTACの第1次試験過去問題集です。
そしてスピード問題集のように全ての問題を解くのではなく、過去問でもやるべき問題といわれているABC問題というのがございます。受験校(TAC)の過去問題集等で公表されている、過去問題毎の正答率別にA~Eまで記号を振って、正答率が40%以上のものをABC問題といっております。
このABC問題が合格するには落としてはいけない問題ということができ、D,E問題は落としてもしょうがない問題ととらえることができる為、過去5年のABC問題を徹底的にスピード問題集と同様に回転させていきます。スピード問題集の内容を把握・理解していれば回答できる問題も多数ある為、勉強し始めに比べて非常にサクサク進むと思います。
④スピード問題集・過去問題集の苦手問題を抽出して潰しこむ
過去問題集のABC問題に対してもスピード問題集と同じように、 どうしても理解しにくい問題や不正解となってしまう問題をさらに2~3回転して、少しでも怪しいと思ったいわゆる苦手問題を抽出します。そうして最後まで苦手問題として残ってしまったものに対して、 追い込み時期に潰しこみを行います。
これらの問題集さえ完璧に理解しとければよいという意識で、問題集しかやらない勢いでひたすら繰り返し問題を覚えるくらいまで解く!ということを完遂して、試験に臨んでいくのです。
⑤ポケットブックを通読・書き込みする
スピード問題集と過去問題集ABC問題を高速回転させる中で、最後に残った苦手な問題や覚えられない論点や数字について、ここで初めて要点整理ポケットブックに覚えるべきポイントの書き込みやマーカー等引いて、試験直前の通読・記憶の詰め込みをする際に注目が引けるようにしておきます。
最初からスピードテキスト等に書き込みをしてしまうと、回転させる中で覚えきったことでさえもマーカーが引かれてしまうことになる為、直前期の1~2週間前でこの段階まで持ってきて、覚えるべき事項や論点、数字を全てこの要点整理ポケットブックに書き込んでいきます。
スピードテキストと比較して非常に本自体もコンパクトで内容もまとまったものなので、そこに詰め込むべき知識をマーカーや書き込みを行って、試験直前の確認に使ったり、ファイナルペーパーもこれを利用して作成するようにします。
まとめ
結論としましては、私が利用した「スピード問題集・過去問題集」に対して、それらの問題集さえ完璧に理解しとければよいという意識で、問題集しかやらない勢いでひたすら繰り返し問題を覚えるくらいまで解く!ということをやっており、私が初学で1発ストレート合格できた1次試験の具体的な手順を紹介させて頂きました。
なお、 2次試験の具体的な手順については、こちらの記事にまとめました。
少しでもこの勉強法を試してみたいと思った方は、 1科目で勉強する企業経営理論のスピード問題集・スピードテキストを試し読みや購入をしてみてもらって、どのような内容でどのような問題が出るのかを感じて頂きたいと思います。
まだ中小企業診断士試験について、勉強を始めようか迷っている方、独学を決めた方、独学やり始めの方、独学か通信か迷っている方、まずは全ての方にスタディングの無料お試し登録をおすすめしております。
理由としてはこのようなスケジュール構築や試験の全体像の把握や教育講座での勉強の進め方について把握する為、すぐにお試し講義を受講可能で且つ効率的な勉強法と学習ツール機能を試すことができ、ライバルがどのように勉強しているのかも含めて、非常に参考になる為です。私も結果として独学を選択しましたが、これらは非常に参考になりましたので、まだ何もできてない方は第1歩として是非簡単30秒の無料登録で行動しましょう!
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これはあくまで私の一例ではございますが、どのように勉強したらよいかわからない方や行き詰まってモチベーションが上がらない方等、なにか一つでも参考になって合格を勝ち取って頂ければうれしい限りです。
コメント
お世話になります。
診断士勉強法がわからず、どうしたものか悩んでいた所、貴殿記事を拝見しました。
今日から真似させて頂きます。
私も社労士、持っていて、共感しました。
有難うございます。
神田さん
コメントありがとうございます!
社労士合格仲間として、診断士試験でも少しでも参考になって合格を勝ち取って頂ければ幸いです!